製法・こだわり

創業明治26年。手作りにこだわり続ける山本のてんぷら。

浜田は日本海に面した、山陰屈指の漁業の町です。創業は明治26年。先々代から始めた天ぷら作りの製法を今も守り続け、昔ながらの手打ち製法に拘って、てんぷらをやさしい味に仕上げています。

元祖 赤てんの老舗

今や東京の人気店でも見かけるようになった島根県・浜田の名物練り物「赤てん」。
島根浜田のソウルフードとなった「赤てん」の名前の由来は、切ってみると現れる赤い断面。練り物に赤い色をつけ、ピリ辛味に仕上げた独特な天ぷらです。

元祖「赤てん」の始まり。

第2次世界大戦終戦後、浜田では戦後の食糧難に見舞われました。食料が手に入らない時代に、当店の初代がお客様からハムカツを作ってほしいと頼まれました。戦後の日本にとってハムカツは手に入りづらく、高価な食材。低価格でハムカツのような触感と色味、そして大人でも楽しめるよう唐辛子で辛みを足しながら試行錯誤の末、誕生した商品を「フライ天」と命名。そして同じ製法で同業者が「赤てん」と名付け、今や浜田のソウルフードと呼ばれるようになりました。

赤てんの赤はハムカツの色。

赤てんの色は、唐辛子を入れた結果赤いのではなく、ハムカツに似せるため。ハムカツのピンク色に近づけるため、現在では着色料で色付けを行っています。なので当店の赤てんは赤色ではなくピンク色なのです。

手打ちで作る浜田のながてん

なぜ手打ちと呼ぶのか。

山本のてんぷらは2つの包丁を使い、一つ一つ手作業で丁寧に手作りしています。

2つの包丁でながてんの形を作るとき、昔の職人はまな板に包丁をたたきつけるようにてんぷらを作っていたといわれています。うどんやそばに使われる手打ちとは違い、山本のてんぷらは包丁をたたきつけ、てんぷらを製造しています。

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